だしは料理の命

激情を吐き出す観劇ブログ

さよならソルシエ(ミュージカル)の話。

さよならソルシエ平野良くんが出てるし、なんかすごくエモそうだし、こんぶだし、と思ってとりあえず借りてみたんだけど、原作知らないで観たんだけど、めちゃくちゃ良かった……皆べらぼうに歌ウマすぎてウマになった……そんな感想ブログです。

※ネタバレしかないです。嫌な人は回れ右ッッッッ

 

 

■ピアノだけで出来上がる世界

音楽が全部ピアノだけなのめちゃくちゃ良い……エモい……BGMも歌の伴奏も全部ピアノとかめちゃくちゃエモい……好き……ピアノ好き…………ピアニストの人絶対大変やんな……

 

■曲がエモい

ピアノが似合う曲ってエモみ溢れがちだと思うんだけど、ほんとにこの舞台の曲全部エモい。エモすぎて困る。アルバムとか出ませんか?既に出てますか?

でもこういうミュージカルの曲ってやっぱ生で舞台で観てこそより良いんだよね……わかる……生で観てこそ胸により来るのが演劇……ッッッ!!(迫真)

 

■イケオジが多すぎる

この舞台、イケオジがあまりにも多い。まいった。イケオジは良い(五体投地)

 

■弟

一番最初に歌い出すの弟くんなんだけど、良知真次くん歌うますぎてびびった。うっま!!!歌うっま!!!、!!!、!!、!!!

片目だけがちょっと見える、こだわりの帽子の角度ステキング。天才的角度。

帽子被る時に手ファーーーーって下げるのめちゃくちゃかっこいいよね。あれは真似したくなっちゃう。今度から帽子被る時やってみよ。()

序盤はKOOOOOOOOOLなキャラかと思ってたんだけど、話が進むにつれ熱い男なんだなって思った……

 

■兄

平野くん歌うまっ。知ってた。平野くんのまろやかで優しい歌声好きだな……こういう役だと特に優しくて……子守唄にしたい……眠る時に聴きたい……アルバムとか出ませんか?既に出てますか?(2回目)

頭もふもふで服ももふもふでかわいい。おひげ生えてるの初めて見た気がする。おひげ生えててもかわいい。

 

■してんちょーーーーー!!!!!

常に支店長に振り回されがちなこの人、キャラ的にめちゃくちゃ好きだわ……笑

原作にも登場するのかな?下手したら一推しキャラになる予感

 

■チェスの歌

チェス……(囁)チェス……(囁)チェス……(囁)チェス……(囁)

 

■下賎の市民

この曲のピアノの跳ね方すごく好きなんだけど、アフタートークとかでいじられてるの見てから見直すと、この曲だいぶ愉快になるな……出、出〜〜〜〜〜!!!!!下賎奴〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!wwwwwwww

ムッシュボドリア〜ルって語感が良いよね。ムッシュも良いけどボドリア〜ルの語感やばいよね。

 

■愉快な画家仲間たち

名前が難しすぎて覚えきれないんだけど、なんかオサレなプラプラついてる片眼鏡の画家超好き。アンリなんちゃらドゥルルみたいな名前の。ビジュアルがドチャクソ好み。原作にもいるんだっけ?一推しキャラになりそう(2回目)

オサレなプラプラが真面目なシーンで口に入っちゃってたとかかわいすぎるでしょ。オサレって大変だね。

小野健斗くん久々に見た。懐かしい。テニミュ以来。すごく歌上手くなってた。相変わらず股下5km

キメ様いつ見ても美魔女。けーあいえむいーあーるゆー!きめるです!って口上(??)すごいよね。

吉田大輝くん。かわいい。なんか大きく輝くって書いて大輝くんって名前の人多くない?気のせい?わたしの周りにやたらいるだけ?うむ、確かに良い名前だ。(誰)

 

■葬式

参列する弟くんの衣装、片方だけ長いスケスケついてるのかっこよすぎん???こういう衣装好きだわ……

特に悪気もなんもなくここで絵を描こうとしちゃうフィンセントは普通に考えたらやべえやつすぎるけど、だからこそ純粋でいいんだよな……悪気なく心が動かされるものを見つけるっていうか…………芸術家の考えることはわからんッッッッ!!

ここのフィンセントの歌べらぼうに良い。ぼくはくろねこ。カッ……カワイイ…………ちゃおちゅーるあげようね………………

いや平野くん歌うま。知ってた。にしても歌がうまい。何?(何?)やさしいうたごえ。眠る時に聴きたい。アルバムとか出ませんか?既に出てますか?(3回目)

 

■骨折り損のくたびれ儲け

「利き手はどちらだ?」

「……右手だ」

「その男の左腕を折れ」

わたし(アッ利き手は残してくれるんだ?案外優しいやん)

「凡人の嘘を見破るのは容易い」

わたし(うわマジかありえん残酷)

 

この前観た華鬼といい、このさよならソルシエといい、最近腕折るシーンよく見るんだけど何?フルボッコはギリ見てられるけど、折るってなると痛々しいからちょっと見てられない!流石に骨折性癖はまだ目覚めてない!(震え声)

泉さん歌うますぎてちびった。ほんとこういうミュージカルならではの感情バッシバシに乗った歌い方好きなんだよ〜だからこそミュージカルが好き

 

■モンマルト

この曲めちゃくちゃエモい。ハーモニーが超綺麗。朝に聴きたい。アルバムとか(以下略)

「幼き二人の夢」のとこ好きすぎる。エモい。幼き二人の夢………………

 

アンデパンダン

チャプター名見るまでずっと「アンデパンダンテ」だと思ってた……驚いた……アンデパンダン展ってなんかかわいい……

 

■パリの夜明けぜよ……

こういうなんか、常識破っちゃうぜ!改革だぜ!みたいなシーン好き。

テオドルス……やりおる……やり手……高貴な人間()の前で高貴な人間()を演じながら高貴な人間()を盛大に馬鹿にするの。クゥーーーッッッッカッコイーーーーーッッッッ★★★

「やってみやがれ馬鹿野郎……本物の夜明けを見せてやる」クゥーーーッッッッカッコイーーーーーッッッッ★★★★

なおその直後フルボッコにされるテオドルス氏(真顔)

ムッシュボドリア〜ル「だって『やってみやがれ』って言ったから…(´・ω・`)

 

■兄弟の歌

この二人がここで歌う曲、ここで出てくる星の絵、めちゃくちゃ好き。

テオの「俺は本当は画家になりたかった」って言葉めちゃくちゃ重い。つらみ。間近でありえん輝く才能見て諦めちゃったってことかな。つらみ。しかも兄さん全く気付いてなさそうだしね。つらみ。

兄さんのこと好きだけど恨んじゃうみたいな気持ちだったのかな。お兄ちゃんのことが好きで憎いみたいな。かわいさ余って憎さ100倍みたいな。拗らせ弟。エモい。

絵を描くのはやめたけど絵に関わってたくて画商になったりしたのかな。それはつらいな。それでも兄さんの才能は確かだと確信してたから兄さんの絵を世界に広めるために奔走してるの?え?兄弟愛……

自分が絵を描くのを諦めた程の兄さんの才能が、それが世界に認められないのが許せなかったのかもしれないな……自分が大好きな絵を描くのをやめた、そこまでの才能をなかなか見つけない世界が許せなかったんじゃ……あと、それほどの才能を持ちながら自覚0な兄さんへの劣等感と苛立ちかな…………

 

■壁の穴を絵で塞ごうとするフィンセント

この優しさがテオの逆鱗に触れてしまうなんて誰が思っただろうか……わたしはバリバリに驚いた……そこが逆鱗に触れちゃうんだ……怖ッ……

Lスタイルで紅茶を飲むフィン。かわいい。このフィギュア欲しい。(迫真)

 

「あの犬、全然なつかなかったね」

「ははは、なつかなかったのはテオがいじめるからだよ」

この台詞できゅんとしちゃうってアフタートークでイケオジ様がたが仰ってたけど、それな…………いじめるから…………なんかきゅんとしちゃう……言い方もかわいい……きゅんポイント……

そこできゅんとしつつ、テオの声が徐々に冷たくなっていって、そしてヒートアップしてくのゾクゾクしちゃう……自分が絵を描くのを辞めた程の圧倒的才能を持ちながら、それを自分で理解してない兄さんにイライラ爆発したのかな……自分にない才能への劣等感とか……あーもう!!!!ってなったのかな……

 

■絶望

人生において最も深い絶望はかけがえのない人の死だ、って言うジェローム様、この人もなんか昔に誰か大切な人を亡くしたのかな……と感じた。だからこそ殺そうとするんだフィンを……

いや、もしも全くそんなことないとしたら、泉さんの歌唱力と演技力がすごすぎてそう見えたんだよね。やば。

 

■伝説の兄弟喧嘩

「放っておけ、少女が攫われた訳じゃあるまいし……あいつもいい大人だ、自分の身は自分で守るべきだろ?仕事に戻る」とか言いながらしっかり助けに行くテオドルスくんよ…………

確かに大人だけど絶対無抵抗なのが想像できるよね、フィンセントくん…………いや愉快な仲間たちを巻き込みたくないからこそ、そう言った感じもある。さっすがテオドルスくん!あったまいいー!

華鬼といいさよならソルシエといい、最近観た舞台やたらわたしの好きな役者がボッコボコにされてるシーン多くない?どうした?好きな男がボコボコにされるのは嫌いじゃないよ?ただ骨折とかまでいったら痛いから無理(歪んだ性癖)

 

フィンが最終的に死ぬのは初っ端からテオが言ってたから分かってたけど、これは完全にこのシーンで死ぬと思った。教会の人間あまりにもクソすぎて暴漢みあったし()

ここの兄弟喧嘩のどっちがどっちを撃つか全くわからない展開めちゃくちゃ良かった……ドキドキハラハラした……アフタートークで良知くんが言ってたけど、本当にここの平野くんすごい目をしている……良い……

「俺は……あの広い空が……大嫌いだったよ。」この台詞クッソ良い…………エモい……

テオの感情爆発しててすごかったナ……兄さんの才能が羨ましくて腹立たしくて……いや全部本当なのか、もしかしたら兄さんを怒らせて覚醒させるための演技だった可能性もあるよね……いや……でもきっと本音は入ってるよな……

テオが最終的にフィンに銃を託したのは、本当に最悪殺されてもいいと思ったのかな……それで兄さんが覚醒するなら……命懸けで兄さんを覚醒させようと……やば……これが兄弟愛……?

兄さんの才能が世界に認められることで、自分が絵を描くのをやめたことを正当化したかったのもあるのかもしれない……命を懸けてまで……

 

初めて「怒り」を感じて、自分で自分を撃つフィン……もうわたしはここで完全にフィンが死んだと思ったよね。でも生きてた。マジでほっとした。血に濡れた平野くんも……きれいだ……(迫真)

自分を撃ったフィンを見てめちゃくちゃ動揺するあたり、やっぱりテオはなんだかんだでおにいちゃん好きなんだよね……モヤモヤしたりイライラしたりすることもあるけどそれでも……

そして兄弟愛の深さに逃げ出す教会の人たち。()

 

■マジで暴漢に襲われて死ぬやん

めちゃくちゃ希望に満ち溢れた爽やかな曲中に突然のお兄ちゃんの死……つらみ……マジであっさり暴漢に襲われて死ぬやん……

"死"っていうのが唐突で理不尽なもんだってのは知ってるけど……このタイミングで死ぬなんて……つらみ…………

2回目観た時はアフタートークで言ってた、たまに布引っ張る場所がアレで顔グリィンなる事件を思い出して心を救った。

 

■神様が僕に与えてくれた本当のギフトは

君だったんじゃないかな。

 

良すぎる。これは良すぎる。感動した。

そしてそこからの優しい平野くんの歌声……良い……これは……感動する……THE☆感動……もしかして平野くんって優しいお兄ちゃんの歌声めちゃくちゃ似合うんじゃ……(そういえば麒麟にの・るの平野くんもそうだった……)

「握手を……」からの「手を……」ってテオとかけてるのかな……きっとそうだよね……あれ?もしくは普通にテオって呼んでるのかな……なんにせよエモい……

 

■「僕なんか生まれなければ良かった」

戯曲として描かれるフィンセントの荒れ具合すこ。孤独でどうしようもなく荒んだ男ってすごく性癖なんだよね……そういうキャラ好きなんだよね…………

「やっぱりそうだ!!僕の絵は素晴らしいんだ!!!!!」

良い。夜神月みを感じて良い。夜神月大好きだったなわたし(懐かしい思い出)

 

■最後の最後で

テオが最初からそんなもん飲めるかって言ってた酒をくいっと呑んじゃうのが粋。カックイーーーーーーーッッッッ★★★これが伏線回収ーーーーーーーッッッッ★★★★

あと「兄を追うように……すぐ……死ぬべきだった……」って言うのマジで重くてエモい。語彙力なさすぎマンすぎてエモいしか言えん。語彙力上げなくっちゃ//////

「兄さんはずっと俺の全てだった」…………エモ………………………………(さよなら語彙力)

木蔦の花言葉は「死んでも離れない」………………………………エモ………………………………(さよなら語彙力)

おじいちゃんスタイルのテオくんやけに似合っててかわいい。銀髪似合う。(※白髪です)

 

■「絵を描くしか生きてる意味がないからだ」

この台詞にならって「役者やるしか生きてる意味がない」って言う平野くんエモーい!!!!!!!!!!!応援するーーーー!!!!!!

あと、開演前の円陣でコメント求められると「今までやってきたことは全部忘れて。なんなら全部アドリブでやりましょう」って言う平野くん好き。おもろい。

 

 

うーん良い舞台だった。「感動」した。原作も読んでみたい。これは生で観たかったなってめちゃくちゃ思った。生で観たらものすごく心躍って大変なことになったと思う。生で観たかった……再再演おねげえしますだよ……(土下座)

やっぱりわたしミュージカルって好きだなって思った。演劇も歌も好きだからどっちもあるミュージカルってサイコー(短絡)